Security Architecture

セキュリティ

顧客対応・業務プロセスの実務データを扱うSaaSとして、通信・保管・認証・運用の4領域でセキュリティ対策を講じています。

1. セキュリティ対策の全体像

AIがかりは、顧客対応・販売支援を中心とした業務プロセスの実務データ(社内議事録・提案書・顧客返信履歴等)を扱う SaaS として、5 層のセキュリティ対策を多層防御として実装しています。

L1 ネットワーク・通信層

TLS 1.2以上の強制、HSTS、HTTPS Redirect、DDoS 緩和(ホスティングプラットフォーム標準)

L2 アプリケーション層

認証・認可、入力バリデーション(Zod)、CSRF対策(SameSite Cookie)

L3 データ層

AES-256 保管時暗号化、自動バックアップ、最小権限アクセス

L4 運用層

監査ログ、稼働監視、秘匿情報管理、APIキー案件別分離

L5 組織・運用ルール

個人情報保護社内規程、従業員教育、インシデント対応フロー、SECURITY ACTION★★(申請予定)

2. 認証情報の非保持・暗号化保護

AIがかり は、認証情報の漏洩リスクを構造的に低減する設計を採用しています。

APIキーの登録不要

AnthropicやOpenAI等のAPIキーを設定・入力する必要がないため、APIキー漏洩のリスクを構造的に低減します。

外部サービスのパスワードを直接お預かりしません

外部サービスとの連携機能(順次提供予定)では、OAuth認証(公式の認証連携ボタン)の採用を予定しています。連携のために取得する認証情報は平文では保管せず、AES-256-GCMで暗号化して保管します。外部連携にあたり、お客様に外部サービスのパスワードの直接入力を求めることはありません。

クレジットカード決済(次フェーズ提供予定)

現在の決済方法は銀行振込(請求書払い)です。クレジットカード決済は次フェーズで提供を予定しています。提供開始後は決済代行会社が直接カード情報を取得・保管する方式を採用し、当社データベースにカード番号は保存されません。

これにより、万が一当社のサーバーやデータベースが攻撃を受けた場合でも、お客様のAPIキー・連携アカウント・クレジットカード情報が流出するリスクを大幅に低減します。

3. 通信・保管の暗号化

3.1 通信暗号化

項目内容
プロトコルTLS 1.2以上(TLS 1.3 推奨)
HTTPS強制HTTPリクエストを HTTPS にリダイレクト
HSTSStrict-Transport-Security ヘッダ付与(max-age=63072000; includeSubDomains)
証明書ホスティングプラットフォーム(Vercel)により自動発行・更新
弱い暗号スイートRC4 / 3DES / TLS 1.0 / 1.1 を無効化

3.2 保管時暗号化

項目内容
DB暗号化AES-256(Supabase / Encryption at Rest)
バックアップ暗号化AES-256(プロバイダ標準)
秘匿情報Vercel 環境変数(暗号化保管)で管理、コードベースに含めない
APIキー登録不要(APIキーの設定・入力が不要なため、APIキー漏洩のリスクを構造的に低減します)
パスワードArgon2id でハッシュ化して保存(OWASP 2024 推奨アルゴリズム、平文保存なし)

4. 認証・認可

4.1 認証の仕組み

  • パスワードは Argon2id(OWASP 2024 推奨アルゴリズム)でハッシュ化のうえ保管(平文保存なし)
  • セッションはランダム生成の不透明トークン(32バイト乱数)をhttpOnlysecureSameSite=Strictの Cookie で保持(ログイン保持を選択した場合は30日、非選択時はブラウザセッション限り)
  • ルート保護: Server Component で認証チェック、未ログインは自動リダイレクト
  • Phase 2でNextAuth.js + JWT / DB Session への移行、多要素認証(TOTP)の追加を予定

4.2 認可モデル

操作権限要件
自社データ閲覧・編集ログイン + userId 一致(Prismaクエリで強制絞り込み)
チームメンバー招待チームオーナー権限
管理者機能(監査・統計)管理者ロール(Phase 2実装)

5. 監査ログ・アクセスログ

5.1 取得するログ

  • アプリケーションアクセスログ: リクエストURL・ユーザーID・IPアドレス・User Agent・HTTPステータス
  • 認証イベントログ: ログイン成功/失敗、ログアウト、パスワード変更、アカウントロック
  • 重要操作ログ: エージェント作成・削除、設定変更、承認操作の全履歴
  • インフラログ: ホスティング・DB プラットフォーム(Vercel / Supabase)の実行ログ

5.2 保存期間

ログ種別保存期間
アクセスログ1年
認証イベントログ2年
重要操作ログ契約終了後5年
バックアップログ90日

5.3 ログ改ざん防止

  • 監査・重要操作ログはアプリケーションからは追記のみ(アプリ経由での削除・編集は行いません)。ハッシュチェーンによる改ざん検知強化は Phase 2 で対応予定
  • 保管先: 監査・重要操作ログはデータベース(Postgres)に保存、実行ログは Vercel / Supabase に保管
  • 取得権限: 管理者(CDO・社長)に限定

6. バックアップ体制

対象頻度保管期間
データベース(顧客データ)日次自動バックアッププロバイダのプラン設定に準拠
生成成果物・添付データ日次(データベースバックアップに包含)プロバイダのプラン設定に準拠
設定・秘匿情報変更時(Git + Vercel 環境変数履歴)無期限
ソースコードpush時(GitHubプライベートリポジトリ)無期限

6.1 災害復旧目標(RPO / RTO / 稼働率目標)

RPO(目標復旧時点)

24時間以内

障害発生時に失われるデータは最大24時間分までを目標(目標値であり、復旧訓練の実測に基づく保証ではありません)

RTO(目標復旧時間)

4時間以内

障害発生から復旧までの目標時間(目標値であり、復旧訓練の実測に基づく保証ではありません)

目標稼働率

99.5%

運用上の目標値(現時点で SLA としての保証は付していません)。月間3.6時間以内のダウンタイムを想定(Phase 2で SLA 化・99.9%への引き上げを検討)

7. インシデント対応フロー

7.1 インシデント分類

区分報告期限
レベル1(緊急)個人情報漏洩・不正アクセス成功・全面サービス停止覚知後1時間以内
レベル2(重大)限定的障害(特定機能停止)、未遂の不正アクセス覚知後4時間以内
レベル3(軽微)バグ・軽微なUIエラー・短時間の遅延翌営業日までに報告

7.2 個人情報漏洩時の対応(個人情報保護法第26条)

2022年改正法で個人情報保護委員会への報告義務・本人通知義務が明文化されています。

要件期限
速報(個情委)覚知後3-5日以内
確報(個情委)覚知後30日以内(不正アクセスは60日)
本人通知速やかに(メール・サイト掲載)

8. 認証・代替証跡

ISMS/Pマーク認証は2026年後半〜2027年の中期施策として計画中です。本MVP段階では、以下の代替証跡により同等水準のセキュリティ管理を実現しています。

代替証跡ステータス
SECURITY ACTION★★ 宣言(IPA)2026年内 申請予定(未取得)
セキュリティ対策書(本ページ)整備済
個人情報保護社内規程整備済
反社会的勢力排除規程整備済
プライバシーポリシー公開済
利用規約公開済

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